私たちは日々受け入れられない現実を、自分の心の形に合うように転換している。
誰もが作り出し、必要としている物語を、言葉で表現していくことの喜びを伝える。
ー目次ー
第1部 物語の役割(藤原正彦先生との出会い
『博士の愛した数式』が生まれるまで
誰もが物語を作り出している 他)
第2部 物語が生まれる現場(私が学生だったころ
言葉は常に遅れてやってくる
テーマは最初から存在していない 他)
第3部 物語と私(最初の読書の感触
物語が自分を救ってくれた
『ファーブル昆虫記』―世界を形作る大きな流れを知る 他)