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小川洋子さんの執筆された作品を紹介しています。


薬指の標本


薬指の標本

薬指の標本
【発売:1997年12月】

楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡…。
人々が思い出の品々を持ち込む「標本室」で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは…。

奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。


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小川洋子の本